テナーは研磨を終えてネックの接着です。
制作だけでなく修理も。本当は割れたブリッジの交換だけでしたが60年代のネックのリセット方法がうまくなくて
14フレットが完全に浮いてしまってました、なおかつフィンガーボードの下に薄い三角形のシムを入れて角度を調整してフィンガーボード面を一直線になるように
しなければいけないのですが、それがなされておらす14フレットでかくんと「へ」の字に折れ曲がっていて弾きにくく、格好悪いままでした。
70年代に入ってからのリセット方法ですと14フレットでフィンガーボードを切らないで
15フレットに小さな穴を開けてそこからパイプでスチームを入れてジョイントを外す方法が確立されました。それでも14フレット以降のフィンガーボード下にはシムを入れないと
折れ曲がった格好のままになってしまいます。
写真は外したフィンガーボードと下に薄いエボニー材を接着して更にボディに接着しているところです。