端が消えてしまったポジションマークは修正してフレットの溝の切り直しです。

低粘度の瞬間接着剤をフレット溝の端の割れ止めに使ったせいで溝の底がやたらと硬くなっていて１．６ミリ以上の深さに掘るのに苦労しています。

ハンガーボルトの位置を４ミリ程下にずらして通常位置に戻すためにジグにネックをセットしてボルト用の穴開けです。そしてボルトを再び挿入して次の調整です。取り付け角度が結構面倒なのですよ。

OMギターの泡退治はまだ続いています。

小室さんギターはフレット溝のクリーニングで接着剤が浸み込んでいるのでかなり手強いです。時間をかけます。

バンジョーネックはフランジに当たる部分を切り欠きました、こうしないと所定の位置に取り付けられません。既存のネックで新しいポジションを確認しようと思いましたが、ボルトの位置が僅かに違っていてセットできませんでした。下のボルトを抜いてみたのですがネックの切り欠きがフランジに当たって結局ダメでした。まあいろいろあります、、、

ハンガーボルトの穴埋め用の丸棒を作ります。

真ん中の溝は接着剤を逃すためのものです。これが無いと穴に入っていきません。

そして埋めました。位置が通常と違いますね、で別のネックと並べてみました。

ハンガーボルト位置がこんなに違っています。ひょっとすると別のバンジョーから強引に持って来て取り付けていたのかも？

フィンガーボードの水平出しとフレットスロットのクリーニングです。フレット到着は今週末位でしょうか。クリーニングは結構時間が掛かるので丁度良いかもです。泡退治のOMももう少しです。

こんな状態なので待って頂いた調整物。バンジョーネックの取り付け位置が下過ぎてテンション　フープにハイポジションで弦が触るというなんとも可哀そうなバンジョーの状態改善です。ハンガーボルトを抜いて穴を埋めて位置を変えます。両方にネジの切ってあるボルト抜くにはナット2重使い作戦です。これでネジにダメージを与える事無く引き抜けます。珍しい写真です。